うかつな金環日蝕

一昨日、隣のおばあちゃんに、
「あんた、太陽みるめがねやら持ってるか?」
と訊かれました。
そこで気がつきました。金環日蝕がもうすぐってことに。

おばあちゃんよりも日蝕アンテナの低いわたしがそんなめがねを持っているはずがなく、
そういえばベルロードのセブンイレブンに売っていましたよと言ったら、
その十数分後、「ありがとー買ってきた!」
というおばあちゃんの声。
おばあちゃんはやい!行動めっちゃ早い!

それにならって、昨日、酔っぱらいながら歩いて件のセブンイレブンへ行きましたが、めがねは売り切れ。
残念でしたが、酔っぱらったわたしは、めがねのことを忘れ、ねました。

で、今朝。
朝5時半頃から起き出してなにやらいろいろごそごそしていたのに、
日蝕のことなどすっかり忘れてました。
なんか今日は変なかんじするなー、
窓にマジックミラーついてるみたいに光が…
とかおもったところで、気がつきました、金環日蝕ってことに。

裏庭に出たら、おばあちゃんがひとりでベンチに座って、めがねをかかげています。
おばあちゃんのめがねで、見れました、金環には間に合わなかったけれど、金環後の日蝕。

あのめがねをかけると、他のものみんな暗くなって、宇宙気分ですね。
めがねに宇宙の模様ついてるし。

影でもあそびました、紙に針で穴を開けて写してみたところ。

日蝕めがねで光を反射すると、日蝕形の光で反射しました。

晴れてよかったですねーとあばあちゃんに言ったら、
「ほんまやで。
おたくらはええけどな、
もう次の日蝕なんて言うたらわたしらしんでるわ。
もし今日が雨だったら、棺桶にこのめがね入れてって言ってたんよ、
そしたら次の日蝕あの世で見れるやろ」
というおばあちゃんの名言。

おばあちゃんの家からは大音量で日蝕ニュースのテレビの音が。おばあちゃん日蝕を満喫してました。
たのしいですねえ。

みんな朝から宇宙のことを考えた日でしたね。

うかつな舎員Mの金環日蝕記でした。

春の京都古本つあー

先日出演したKBSラジオを聞いて、
京都の方が本の引き取りの連絡をくださいました。

朝8時半ころ出発し、舎員M、一路京都へ。
途中越えをし、緑のうつくしい大原を抜け、市内入り。
市内は結構混んでいて、ゴールデンウィークだなあーと思いました。

今回は、国語の先生をされていた方の本を引き取らせてもらいました。

やはりそうとうの本好きでいらっしゃったようで、

おもしろそうな本がすてきな本棚にびっしり!

約3時間(遠慮に欠ける舎員M)、

本棚を心ゆくまですみずみまで拝見させていただき、お暇しました。
ずうずうしくも本棚までいただくお願いまでし、

また5月下旬以降に伺わせてもらうことになりました。
持ち主の方もよろこんでくださり、しあわせな気分です。
やはり半月舎にはラジオが合う…

そしてその後、「第30回 春の古書大即売会」行きました。

一時間しか居れなかったのですが、初めての本格古本市参戦(いまさらに!)。

値付けや本の包装や、棚のつくり方など、勉強になりました。

4時45分に本日の市は終了。
レジでせっせと働くケる子(先日、半月舎でワークショップと朗読会をしてくれました)を見かけました。

グレタ・ガルボの本などを買い、帰宅。

帰りに道を間違えて太秦にたどり着いてしまうなどの珍道中を演じつつ、

よそのおうちの匂いのするたくさんの本とともに、無事彦根にかえりましたとさ。

M