客も主も、詩人と座談会「朗読をキライにならナイト」
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日時 | 11/23(金・祝)19:00-21:00(18:30開場)
出演 | 桑原滝弥/チャーリー・ホッパー/八男
会場 | 半月舎 (滋賀県彦根市中央町2-29) http://hangetsusha.com/
お問合せ・申込 | mikoshiba@hangetsusha.com
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2年前、キッチンミノルさんとの共著「メオトパンドラ」出版イベントでお越しくださった詩人・桑原滝弥さんが、ふたたび半月舎へ。
今回は、お客さんも、主(=半月舎員)もみんなで朗読をしてみましょう、そんな試み。
じぶんの好きなことばを持ち寄って、読み上げる、そんなひととき。
朗読をキライになるのか、ならないのか?そんな未知なる夜。
みなさまのお越しをお待ちしております。
以下は、滝弥さんが寄せてくださった文です。この文章を読めば、催しの詳細が明らかに。
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こんにちは。この度のイベント「客も主も、詩人と座談会 朗読をキライにならナイト」に出演する、詩人の桑原滝弥と申します。
ふだんは東京に住んでいて、一年を通して日本全国(ときどき海外も)を旅しながら、お客さんの前で詩を朗読して生きています。
滋賀におじゃまするのは自分の本の出版イベント以来二年ぶりになるのですが、そのときの会場が、今回もお世話になる半月舎さんでした。
彦根にお住まいの方はご存知のことと思いますが、半月舎さんは、古本とデザインをあつかう、小さなお店。
ぼくにとっては一言で言えば、はじめて店内に足を踏み入れたときに大袈裟ではなく 一目惚れした 、そんな場所です。
店主の御子柴さんの暖かさと鋭さを併せ持ったようなお人柄と、イベントのためにご用意していただいた特製かす汁とおにぎりの美味しさ、そして何より、自然の一部とでも呼びたくなるような、本棚をはじめとした空間の心地よさ。
ああ、ここで、いろんなひとの言葉・声・息遣いに耳を傾ける、そんな朗読会ができたらいいなあと、実はそのときから勝手に夢想していたのでした。
今回、地元の雄である詩人の八男さんと、名古屋在住の絵描きでもある紙芝居パフォーマーのチャーリー・ホッパーさんという、最高の共演者に恵まれて、二年越しの念願が叶って、このイベントを開くことができる運びとなりました。
どうかみなさん、気楽にあそびにいらしてくださいね、そして気が向いたら、オープンマイクにエントリーして、あなたの好きな言葉を、あなた自身の声で、あなたが生きている いま に、響かせてみてください。
うまく詠む必要はないですし、大きな声じゃなくてもかまいませんし、恥ずかしかったら座ったまんま、うつむいたまんま詠んでいただいてもかまいません。
なまっていても、どもっていても、かみかみでもいいじゃないですか。ただしい朗読なんて、くそくらえです。
詠みたいテキストがないよ、という方は安心してください。半月舎さんには売るほど本がいっぱいありますので(笑)、本棚から何か探してみるのも面白いかも知れません。
ぼくや八男さんやチャーリーさんも、皆さんに楽しんでもらえるパフォーマンスとは別に、当日半月舎さんにある本のなかから、何か朗読しようとおもっています。
それぞれのいまがあふれて、いろんな声が交ざり合い、どんな心の行間が浮かび上がってくるのか。
よくわかりませんが、よくわからないことを楽しみ合える、そんな夜をつくれたらいいなと願っています。
流れつづけ、乱れつづけ、傷つきつづけ、それでも愛しつづける、言葉のように。
皆様のご来場、心よりお待ちいたしております。
桑原滝弥
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