昨年9月16日に開催しました一箱古本市「ひこねウモレボン市」関連企画として、俳句を募集しました。
「一箱におさまらないきもちを俳句に詠んでみませんか。おとなも子どもも自由に気楽に、17文字の小さな創作を楽しみましょう」と呼びかけたところ、37句の投句がありました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました!
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テーマは「ひこねと本」。
応募のみなさんには、「ひこね」についてのみ、「本」についてのみ、あるいは両方とも、俳句に詠みこんでいただきました。
一年以上も間があいてしまいましたが、厳正な審査の結果、一位入選された3首と次点入選された4首をここに発表いたします。
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審査員は次の皆さんにお願いしました。
杉原正樹さん(北風寫眞舘 代表) 川上洋平さん(ブックピックオーケストラ 代表) 近藤紀章さん(とんがるちから研究所 代表)
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●1位入選
夜長月 置いてきた本 引っ越しで (山田久美子)
栞かと古書に葉の落ついろは松 (文平)
背表紙をさす指ささくれ風立ちぬ (古本はな子)
●次点入選
たちばな号 足日、鳩十 二週間 (ソミドラセール店主)
松原の木陰でひとり 本とお茶 (まる)
本抱いて うたた寝の夏 祖母の家 (まる)
本運ぶ汗垂る頬に堀の風 (文平)
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総評:季語の勉強をしましょう。また、もっと推敲を重ねましょう。「ウモレボン」を秋の季語として全国の人に認められるようにがんばりましょう。(杉原)
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入選されたみなさんには後日ささやかな記念品をお送りします!
ほかにもたくさんのすてきな句がありました。ご応募いただき、ありがとうございました!
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