カフェ放送てれれをやってみた

きのうは、彦根城内にあるヴォーリズ建築「市民活動センター」をお借りして、第一回「てれれ上映会」を開催。参加者は半月舎周辺のゆかいな仲間たちと、京都でてれれ上映をしていらっしゃる堀さん、ゆうこネクサス6さん、13名です。さて、「てれれ」ってなんだということですが、大阪で市民から投稿された短編映画をあつめている団体の事。2ヶ月に一度1時間程度のDVDにまとめて、5000円で販売。見たい人はそれを買って、集まって、見る。そして、語らう。その行為が「カフェ放送てれれ」。主催者側からはテーマの定めもなく、クオリティの保証もなく、検閲無し、編集無しで、投稿されたものはすべてそのままDVDに収録する方針らしい。

今回は、①3.11震災と原発②ベトナムの里親制度(フェミニズム系)③てれれあるある④パラパラアニメーション(シュール)⑤従軍慰安婦問題(フェミニズム系)であった。①⑤などは短編仕様に編集されているせいか、「もっとここ見たい〜」な物足りない感じの連続であったりもして。
上映終了すると、アフタートーク小1時間。①②⑤は特にそれぞれ背後に隠された文脈があり、参加者で自由に解説、感想、を付け加えていく。

なるほど、不完全であるからこそのプロセスが面白い。参加者は、映像を見ている段階で、知らず知らずのうちに情報を補完している。つまり、不完全さを引き受けることで、情報に対してポジティブになれるみたいだ。

決して、「また次回も絶対やろうね☆」なんて、テンションが上がる訳ではないけど、またふらっとやりたくなりそうなこの感じも、またいいのだ。

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