Yuko Nexus6「#tbk_yuko」出版記念トーク ニューガントーク

Yuko Nexus6「#tbk_yuko」出版記念トーク
ニューガントーク

2019年3月15日(金)19:00START
会場:中野家具2号館(滋賀県彦根市中央町1)
料金:500円
ご予約:半月舎(0749-26-1201 / mikoshiba@hangetsusha.com)

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双極性気分障害(躁うつ)だけでも大変なのに、乳がんが発覚! 2013年のがん告知から現在までの闘病記(tbk)を綴った、ニュー(乳)がんフォト&エッセイを刊行された、彦根在住のアーティストYukoさんのトークを、医療関係者や旦那さまをゲストに、お送りいたします。

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トークゲスト:
寺村康史—乳腺外科医
永山夕水—乳がん認定看護師
木下智恵子—化学療法担当看護師
from 彦根市立病院
細馬宏通—滋賀県立大学人間文化学部教授・Yukoのパートナー

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当日は、トークのほかにもいろいろ企画しております。
開場時からお楽しみください!
・「#tbk_yuko」の出版記念即売会&サイン会
・パンダ絵日記の原画展
…「#tbk_yuko」にもいくつか収められている、Yukoさん(パンダ)の日常が綴られた絵日記(原画)を展示します。
・Yukoさんおすすめ本
…Yukoさんが闘病中に読んだ躁うつと乳がんについての本をご紹介。

YukoNexus6(ゆうこ・ねくさす6)

遠足家、テレビ廃人、サウンドパフォーマー。 DJ、クロッキーモデルなど承ります。
1964年大阪生まれ。90年代よりフリーライターとして活動。95年に西海岸のチラシ文化を紹介した「FLYERS California」(ぶなのもり)、macで音楽するためのレシピ本「Cyber Kitchen Music」(翔泳社)を刊行。同時に、パフォーマンスや音楽活動も始め、現在に至る。フィールドレコーディングや人々の声、言語、朗読などを愛する。
受賞歴:ソロCD「Journal de Tokyo」(sonore.com)にて 2003年度アルス・エレクトロニカ、デジタルミュー ジック部門 Honorary Mention
2013年11月に乳がん告知を受け、抗がん剤治療後2014年4月に左乳房全摘手術。2019年4月までホルモン治療中。
2019年2月、自らの乳がん体験や精神疾患を綴ったビジュアルブック「#tbk_yuko」をぶなのもり(bunanomori.jp)より刊行。http://www.yukonexus6.com

 

フェイスブックページ

https://www.facebook.com/events/235748534046480/


「The Absence of Two」トークイベントありがとうございました

すっかり遅くなってしまいましたが、先日2月11日月曜日は、吉田亮人写真集「The Absence of Two」出版トークイベントでした。たくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。

吉田さんが写真家となっていったおかしくもどこか数奇な経緯、最初の写真集「Brick Yard」をワークショップ形式で手製本したこと、写真はもちろんその制作過程にストーリーを見出し、吉田さんをサポートするようになったという堀部さんの視点などもまじえ、「The Absence of Two」へ至るまでの作品づくりについて、堀部さんがじっくり聴き出してくださいました。本書が、吉田さんの作品づくりのなかではすこし特異な位置付けを占めるものでありながら現在までの集大成でもある、ということが浮かび上がってくるお話でした。

長い時間をかけた写真集「The Absence of Two」の編集、私家版111冊を誰の手も借りずひとりで手製本するという途方もない作業、そうして最後に自分だけの火葬をしたことで、ようやくふたりの葬いができたということなど、今回の青幻舎版写真集の完成までをめぐる大切なお話が伺えました。
吉田さんのおばあさんといとこの暮らしというとても個人的なことをテーマとしながら、この写真集が多くの人に求められる物語になっているのは、写真集をつくる過程がふたりの最後に徹底的に向かい合った軌跡と重なるからこそなんだと思いました。

「写真集はそれぞれが読んで感じるように受け止めればいいと思う」という堀部さんの進行で、写真集の深いテーマを掘り下げるというよりは、吉田さんの真摯でやさしい人柄が伝わる、なごやかなあたたかい時間になりました。
それでも、大切なひととの別れは、多くの人が経験しているし、あるいは、いずれは経験するだろうという避けられない予感のなかでわたしたちは生きているということを感じる時間にもなりました。

写真集「The Absence of Two」、弊舎入荷分売り切れてしまいましたが、引き続き入荷をさせてもらえたらと出版社さんにお願いしているところ。もっとたくさんのみなさんにお届けできたらと思っております。また、吉田さんのブックサイニングツアーはまだ続きます。みなさまぜひです。

吉田亮人写真集「The Absence of Two」入荷しております

いよいよ来週2/11(月祝)吉田亮人写真集「THE ABSENCE OF TWO」刊行記念トークイベント&ブックサイニングです!
写真集を入荷しております。ぜひお店で手に取ってご覧いただきたいのですが、冬で寒いからか、ぜんぜんお客さんがお越しにならないので、わたしの拙い文章ですみませんが、どんな写真集か、ご紹介します。

写真集「THE ABSENCE OF TWO」は、写真家・吉田亮人さんが、祖母・雪見さんと従兄弟・大輝さんがふたりで暮らすようすを記録したもの。
けれども写真集は、葉ずれの音が無数に聞こえてきそうな深い森の写真から始まります。
匂い立つような森の気配に満たされた先に、白いページが開かれ、ふたりの姿が少しずつ、立ち上がって行きます。
写真に浮かび上がるふたりの日常は、静かで、睦まじく、ページをめくるたびに微笑ましいような気持ちになる場面ばかりです。しかしそんな日常に、突然訪れる「不在」。
ふたりはどんな人生をあゆんだのか、どんな結末を迎えたのか。吉田さんの文章で綴られ、そしてまた深い深い森に帰っていき、写真集はとじられます。

「森は死で満ちている」と、森の案内人の方に聞いたことがあります。
たくさんの死のなかに、生きているものが盛り上がって見えている、それが「森」だと。
わたしたちの生も、たくさんの死のなかに、立っている。
見分けのつかないようなたくさんの生がある森のようなこの世のなかに、たしかにふたりが生きていたこと、そのことが、あざやかに立ち上がる。そんな写真集だと思いました。

半月舎では、吉田さんの写真家としての活動を応援し続けてこられた誠光社・堀部さんが聞き手になってくださいます。作品のこと、本づくりのこと、本を読み手に手渡していくこと、吉田さんのお人柄、じっくり聞き出してくださると思っています。

まだお席ございますので、お時間・ご興味ある方、ぜひです。

日時|2019.2.11(月/祝)open17:00 / start17:30
会場|半月舎(滋賀県彦根市中央町2-29)
料金|1,000円+1オーダー
定員|20名(要予約)
予約|0749-26-1201 / mikoshiba@hangetsusha.com(ミコシバまで)

●半月舎ウェブサイト

http://hangetsusha.ready.jp/2019/01/12/2281/

●FBイベントページ

https://www.facebook.com/events/856721394671424/