マメイケダ展「彦根の飲食店」

マメイケダ展「彦根の飲食店」

地元の店、そうじゃない店、
別にそういうことじゃない店
かたよった彦根案内

2018.10.19(金)-11.4(日)
11:00~19:00 ※会期中 水・木休み
The Good Luck Store(彦根市中央町2-30 / 0749-20-9529)
半月舎(彦根市中央町2-29 / 0749-26-1201)

マメイケダさんと、わたしたちがよく行く彦根の飲食店に行きました。ガイドブックに載るようなお店はすくなく、訪れたほとんどの店は、地元のひとなら「あの店ね」とにやりとしてしまうような、かたよった彦根案内です。
マメさんは、席について落ち着くと、紙と鉛筆を取り出して、さらさらと店の風景を描きました。それを見ながらビールを飲んだりお話したりするのは、なんともいい時間でした。
そしてマメさんは大阪に帰って行き、たくさんの食べ物の絵を描いてくれました。

マメイケダ=プロフィール
画家・イラストレーター。1992年島根県出雲市生まれ、大阪在住。惣菜・仕出しの会社を経て、2014年頃から独学で絵を描き始める。食べたごはんと見た風景をよく描いている。各地で展覧会を開催。作品集に『味がある。』(誠光社)、『ふうけい』(iTohen press)。主な仕事に『ウマし』(伊藤比呂美著・中央公論新社)『帰ってきた日々ごはん③』(高山なおみ著・アノニマスタジオ)などの装画。主な受賞にHBファイルコンペVol.27仲條正義賞。福永信の弟子。

トークイベント「マメイケダのめぐった彦根の飲食店」
ゲスト:細馬宏通a.k.a.かえるさん(滋賀県立大学教授・ミュージシャン)、福永信(小説家)
マメイケダさんと、彦根在住の細馬宏通さんと、マメさんの師匠?である小説家・福永信さんによる、本展を振り返る鼎談です。かえるさんによるミニライブ付き。
日時 11.4(日)17:00~おなかがすくまで
会場 The Good Luck Store
料金 1,000円(マメイケダさんの彦根マッチつき)
定員 25名

ついに発表!ひこねウモレボン市2017俳句大賞

昨年9月16日に開催しました一箱古本市「ひこねウモレボン市」関連企画として、俳句を募集しました。
「一箱におさまらないきもちを俳句に詠んでみませんか。おとなも子どもも自由に気楽に、17文字の小さな創作を楽しみましょう」と呼びかけたところ、37句の投句がありました。たくさんのご応募をいただき、誠にありがとうございました!

テーマは「ひこねと本」。
応募のみなさんには、「ひこね」についてのみ、「本」についてのみ、あるいは両方とも、俳句に詠みこんでいただきました。
一年以上も間があいてしまいましたが、厳正な審査の結果、一位入選された3首と次点入選された4首をここに発表いたします。

審査員は次の皆さんにお願いしました。
杉原正樹さん(北風寫眞舘 代表) 川上洋平さん(ブックピックオーケストラ 代表) 近藤紀章さん(とんがるちから研究所 代表)

●1位入選
夜長月 置いてきた本 引っ越しで (山田久美子)
栞かと古書に葉の落ついろは松 (文平)
背表紙をさす指ささくれ風立ちぬ (古本はな子)
●次点入選
たちばな号 足日、鳩十 二週間 (ソミドラセール店主)
松原の木陰でひとり 本とお茶 (まる)
本抱いて うたた寝の夏 祖母の家 (まる)
本運ぶ汗垂る頬に堀の風 (文平)

総評:季語の勉強をしましょう。また、もっと推敲を重ねましょう。「ウモレボン」を秋の季語として全国の人に認められるようにがんばりましょう。(杉原)

入選されたみなさんには後日ささやかな記念品をお送りします!
ほかにもたくさんのすてきな句がありました。ご応募いただき、ありがとうございました!